ここ数年、最上川流域の人口減少、高齢化が進む町村において水害災害の被害が発生しています。
たび重なる災害支援のため、官民の連携が進み、開かれた支援会議の実施、資機材などの確保なども以前よりスムーズになりハード面での協働の仕組みは作られています。
サポやまは、中間支援組織として、ボランティア情報、募金の情報発信以外に災害時にどんなサポートができるのかを考えていました。
ウェザーハート災害福祉事務所の千川原さんからボランティアセンターの総務の仕事が手薄になるため、災害ボランティアセンターの総務サポートができないかとのお話をいただき、今回は、そのサポートとして、飯豊町社会福祉協議会と共に、災害ボランティアセンターの運営(1)、誰一人取り残さない継続的な支援の仕組みづくり(2)に取組みました。
活動内容は以下の通りです。
Ⅰ.活動内容及び実施期間
1. 災害ポランティアセンターの運営サポート(前期:2022/8/5~9/3)
② 災害ボランティアの準備、受け入れ、送り出し、フォロー
・会議の見える化・・会議実施のファシリテーション・ファシリテーショングラフィックによる
活動現状の把握、活動実施の報告と記録、課題の抽出、課題解決のサポート
④ 災害ボランティアセンター総務サポート
・手順書の作成と編集・運営上必要な資料の作成
・記録資料の作成、データ等の入力
2. eコミマップを使った、持続的な支援活動の基盤づくり(前期:2022/8/5~9/3)
① 飯豊町役場作成の被災状況のEコミ入力
② 泥流や浸水が発生したエリアをEコミにマッピングし、支援漏れの世帯が無いか可視化
③ 被災者の個別カルテの作成(被災者状況カルテ/地図と状況)
④ 飯豊町社会福祉協議会との情報共有と訪問地図の作成
⑤ 飯豊町へeコミマップを使った、福祉サポート、防災での活用について提案を行った。
eコミマップの取組みは山形県初の試みでした。
国立研究開発法人防災科学技術研究所が開発した「eコミュニティ・プラットフォーム」を利用し、優先的かつ継続的な支援を必要とする独居の高齢者や障がい者、要介護者等の要配慮者の継続的な支援の仕組みづくりを行うことが目的で、この仕組みを通して様々な支援組織間の共有と活用の成果につなげることを目指しました。
今後は、飯豊町の防災にも活用いただける予定です。
#日本財団災害支援